koyama diary "with thanks"

忘れてはいけない景色・気持ち

2018.07.25

皆様 こんばんは
平成30年7月豪雨により被災された方にお見舞い申し上げます。
そして、亡くなられた多くの方に心よりお悔やみ申し上げます。
ブログ更新をするにあたり、この記事をUPするかずっと迷っていました。
ですが、やっぱり現実と向き合う事が大切だと思いました。

今でも、写真を見るとあの日の気持ちを思いだします。
メールで送られてくる写真にただただ涙が出るだけで、
不安になる一方で、息苦しく感じた事を今でも忘れません。

泣いている私に主人が
「みんな命があっただけ良かったと思え。お前が泣いても仕方ない」と言って
私の実家へ向かってくれました。
しかし、どの道も崩れていてたどり着ける道はなく朝出かけて着いたのは夕方でした。
腰まである水に濡れながら、両親や弟家族の無事を確認してくれました。
変わり果てた地元の写真に言葉も出ない状態でした。
実は、同じタイミングで親戚からも報告をうけ同じような状況であるとのことでした。
何も出来ない状況に、これ以上の被害にならないように祈るばかりでした。
あの日から2週間以上が過ぎましたが、報道される被害があまりにも大きくて
どのように気持ちを整理したら良いのかもわかりませんが、目をそむけず知る事が今後につながると考えるようにしています。
この災害の前々日と前日の夜中に、現場がきになり出掛けた主人が心配で
「家で待ってる方は気が気ではないのに~。まったく私の気持ちがわからないんだからー」と思いましたが
長かった断水中には、困っている人を助けたい一心で身を粉にして給水したり
その合間には、被災していると思われる所へ訪問する姿に感激しました。
主人とずいぶん長い月日を一緒に過ごしていますが、大きな壁にぶつかった時に
こんなに心強いんだなーと感じました。
今回の事を教訓に災害の考え方や家族のあり方を考える機会になったと思います。
まだまだ普通の生活に戻れていない方が多くおられる中
テレビなどの報道もだんだんと違った話題に切り替わっています。
この時の景色・気持ちを忘れる事なく今後に備えて過ごしていきたいと思います。